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ブルーカフェ

子なし専業主婦の暇つぶし日記です。

Amore Italia

古都ローマと芸術の都フィレンツェへ行ってきた。

 

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 2017年正月明け早々の欧州は日本でもニュースになるほどの寒波に襲われ、普段は最高気温10度を下回ることの珍しいローマで氷点下が観測されていた。

それでもローマのお天気は概ね良く、日本よりも色の濃い青い空に建物が映えて美しい。

 

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フィレンツェはあいにくの曇り空。

しかし、ちょうど雨に降られた朝、思いつきで行ったウフィツィ美術館が空いていて存分に芸術を味わうことが出来た。

 

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イタリアには6年連続、7回訪れている。

いつも行く時期、行く場所ともに同じでただの旅行なのにまるでビジネスみたいと笑われるほどだが、お陰であちらの友人や知り合いも増え、余計に他の国に行くのが嫌になってきた。

 

イタリアほど、素人が個人で海外旅行するのに最適な国はないと思う。旅費は航空券と宿泊費を抑え気味にすればメチャクチャ高いというわけでもなく、言語はカタコトの英語でなんとかやっていける。

 

イタリア人も母国語が英語ではないから、お互いカタコト同士、聞き取るのに苦労するのもお互い様というわけで日本人お得意のイエスマンにならず、何度でも聞き直せるところが有難い。

 

フロントで米国人やら英国人などから英語を聞き直されているホテルマンと、あとでコッソリ苦笑いの目配せをするのも楽しい。

 

イタリアが海外個人旅行初心者にオススメなのは、最高の歴史と美術を堪能でき、適度な観光に合わせてグルメ&ショッピングも楽しめる点である。

 

日本より遥かに景気が悪く治安も悪い。地下鉄やバスにはスリがいて、それもスリと分かるような見た目ではなく日本人から見ると非常に美しい顔立ちの少女が行うから油断してしまうとすぐに狙われる。

 

スリ以外にも、物乞い、押し売りなど日本ではほとんど見かけない『商売』をしている人々と当たり前のようにすれ違う。

 

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街中の至るところに、機関銃を持った軍隊がいる。その銃が向けられることはないが、兵士も銃も日常的に見かけることのない日本人にとって、いかに自国が安全で平和かを再認識させられる光景といえるだろう。

 

アジア圏ではなかなか出会わない黄色人種への差別も、イタリアには残念ながら根強く残っている。

 

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それでも、世界最多のユネスコ世界遺産を誇るイタリアは、嫌な面を見ても尚、その魅力が色褪せることはない。

 

スリに遭いかけたときには、イタリア語で注意を促してくれる地元の人がいる。

老人を連れていれば、言葉が分からなくても席を譲ってくれる人がいる。

挨拶をすればたちまち笑顔を見せ、道を聞けば通じないイタリア語で教えてくれる人がいる。

 

日本から来たとカタコトの英語で伝えたり、「ありがとう」と日本語を口にすると、カタコトの英語で「ジャパニーズ!!友達いるよ!」と喜んでくれる人がいる。

 

イタリアは、長い歴史と見事な建築物や美術とともに、美しい人々の触れ合いを忘れていない人々がいるから魅力的なのだ。

 

先進国とはいえ、イタリアは日本よりも貧しく不便な国である。その代わりに、便利な暮らしとともに日本人が忘れてしまった素朴で大切な暖かさを感じさせてくれる。

 

きっとわたしは、今年も来年も、その先もまた、イタリアへ行くだろう。

 

日本ではないどこか遠い異国の香りを、どこよりも感じさせてくれる国だから。