読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ブルーカフェ

子なし専業主婦の暇つぶし日記です。

旅の計画が定まってきた

5月頃に予定しているイタリア旅行のために、現在女工を勤めているわけですが。

そんな旅行の計画がだいぶ定まってきたように思います。

 

もともと、いつものイタリア旅行より良い季節に行くので、ローマからパリなど他国他都市へ飛んじゃおうかと言っていたのですが、昨夏ニースでテロがあったり先日はルーブル美術館前で発砲があったりと若干治安の不安定さが怖いフランス。

 

そういえば、ニースで事件があったときは丁度イタリアに滞在中で、現地のニュースで「Nizza」と言われた際、どこやねんと思いましたがイタリア語でニースのことなんですね(笑)「Nizza」ってホテルに泊まったあとだったから余計gkbrでした。

 

なんとなくなんですが、イタリアはテロ少ないイメージがあります。その代わり最近は地震が多いけど。

 

イタリアのテロが少ないのはカトリックの総本山バチカンを抱えているからなのか、とか色々裏の力を推測してしまいます。

 

まぁ、治安の悪さって言ったら日本に比べるとどの国のどの都市もおそらく悪いので、それほど気にすることもないかもしれませんが、あともうひとつパリ行きの場合に気になるのが日程なんですね。

 

ローマに1週間ほど滞在するので、そのうち2~3泊しか別の国、別都市に割り当てることができません。パリに2~3泊ってなんかもったいない気がするんです。

 

だって、ルーブル、オルセーだけでも2日潰れるでしょたぶん。ほかにも、モンマルトルの丘、シテ島カルチェラタン、出来れば足を延ばしてベルサイユも行きたい(遠いけど)とかになると、パリ滞在だけで1週間は欲しいところ。

 

というわけで、いったんはイタリア国内の都市巡りにしようと落ち着いた旅の計画。

ナポリ方面も夏に行くと気持ち良さそうだし。

 

しかし、ここでわたしが「プラハの春」という小説を読んだことで、いきなり「プラハはどうだい?」という話が浮上してきました。

 

もともとピアノ弾きでクラシック大好きな私達、本当はウィーンにも行きたいねって言ってたんですが、ウィーンに行けば絶対ザルツブルグにも行きたくなるし、そうなるとやっぱり2泊はキツイ。プラハなら一都市滞在で気軽に観光できるし、スメタナ好きだしモルダヴ川を歩きながら「モルダヴ」聴きたいし。。。と、突如持ち上がったプラハ計画がダンゼン支持を得て進行しています。

 

初めての東欧、プラハチェコはEU圏なのにユーロじゃない(使える場所も結構あるみたいですが)不思議な国で、しかも通貨のチェココルナは日本であまり両替できないんだとさ。マイナーね(笑)

 

観光で行く人がとても多い、神聖ローマ帝国の首都ですが、30年ほど前までは社会主義国だっただけに身近なようで身近じゃないのかも。

 

それにしても、ローマからの航空券を調べると2時間弱で行けるし、チケット代も25,000円くらい、日本の国内旅行と変わらん料金ってスゴイよね欧州。

 

そんなわけで、プラハ行きが固まってきました。

これから航空券取ったりホテル予約したり大忙しですが、働く意欲は湧いてくるというものですね。

 

現代版女工哀史に耐えるためにも、楽しい旅の計画は人生の必需品といえるでしょう。

 

工場派遣4日目、天国。

今日はどんな作業に配属されるのか、やはりライン作業なのか!?

 

一応、派遣登録のときには製造場での梱包、検品作業とピッキング作業の大まかに分けると2種類の業務があり、どちらに配属されるかは当日にならないと分からない、と聞いていましたがピッキング作業に回される可能性が微塵も感じられません。

 

ピッキングだとTシャツでの作業になるから、あの格好悪い目だけしか出ていない作業着に着替える面倒さがなくなるのになぁ…

ぷんっ(-ε´-。)))

 

今日も地獄のライン作業か、とgkbrしながら出勤しました。

 

配置表見て、帰りたくなります。

 

やっぱラインだった…

 

しかし、なんと実際作業に入ると昨日とは打って変わって天国のような状態でした。

 

昨日は、なんだか鬼のように早いライン(それでも初心者向けにスピードを落としているという話でしたが「(´へ`;ウーム)で、7時間延々箱に商品を詰めていく、しかも筒状のものを向き固定に入れるというレベルの高い単純作業でした。

 

焦ってアタフタなると余計間に合わなくなるし、それでも絶対に止まらないラインが恨めしくなりましたが。

 

今日は朝イチから、人手が足りすぎているのか「●●さん、あっちのライン手伝って」とヘルプに出され、さらに30分くらいすると「こっちの用意できたから戻って」と呼び戻される繰り返しで、同じ作業を繰り返しする時間が短かったためかなり楽でした!

 

さらに、余裕があったのか「初心者はライン流れてるの触らなくて良いよ」と別枠で作業をさせていただき、焦ることなく作業することが出来たんです♪

 

作業自体は箱を作って商品を入れる、の繰り返しなのですが、商品自体の入れ替えがあるため掃除やゴミ処理などをしている時間も多く、昨日の地獄が嘘みたいに思えました。

 

週5だと、こうして地獄と天国を行き来するのでしょうか。

 

でもでも、ということは週3だと地獄、地獄、地獄っていうパターンも考えられますよねぇ( ꒪⌓꒪)怖い。

 

しかし、とりあえず4勤目でかなり楽をさせていただいたので、明日もう一踏ん張りできそうです!

 

来週からの週3シフトを楽しみに、あと1日、頑張るぞ。

 

工場派遣3日目、インターナショナルな空間

工場派遣3日目。

 

地獄のライン作業へ配置され、富国強兵のスローガンの元、延々と働かされ続けた女工の辛さを知った気分です。 

 

あぁ野麦峠、愛読書だったなぁ。  

 

ところ変わって現代の工場では、中国人のオバちゃんがリーダー格を勤め、ナターシャとヴィクトリアとタナカさんがお互いカタコトの英語(みんな母国語は英語じゃなさそうです)で会話しながら作業をしているというインターナショナル空間が楽しめます。

 

ターシャは白人、ヴィクトリアはたぶんフィリピーナ、タナカさんは黒人です。 

 

みんな会話するときに身振り手振りが入るので、そのたびに手が止まり出来損ないが増えるのですが、工場のラインは機械的に(だって機械だもの)出来損ないを流し続けるため、結局後ろの方で日本人女工が手直しに励んでいる状況です。

 

中国人のオバちゃんは英語が嫌いなのか、注意しても意味がないと思っているのか放ったらかし。

 

楽しそうな外国人労働者とはうらはらに、日本人工員は今のところ目が死んでるデブと子育てから解放されてやたら明るいオバちゃんの両極端しか存在しない模様です。

 

ところで、ライン作業は頭をまったく使わないんですよね。

 

でも、作業しながらも頭は暇なので、

「日本人は会話をしていてもジェスチャーしないから手作業が進み、ものづくりが得意といわれるようになったのかもしれない」

「流れが8ビートから16ビートに変わった」

「ライン早過ぎ。みんな工場作業嫌がるの絶対ラインのスピードが早いからだわ。ていうかなんでこんなスピード上げるねん、それなら機械導入しろや」

「でも機械入れるよりコスト安上がりの工場派遣」
「辛い」
「ライン早過ぎ」
「ワタシハキカイ」
女工哀史
「ワタシハキカイ」
「こんないっぱい作ってもどうせ売れないって」
「ラインもうちょっと遅くした方が絶対効率良いのに」
「バカじゃないの」
「ワタシハキカイ」
「ナターシャめちゃ美人」
「タナカさんおしりおおきい」
「ヴィクトリア背小さい」
「ヴィクトリア英語分からん」
「タナカさんがヴィクトリアの英語聞き取れてない」
「ワタシハキカイ」

 

などと延々意味不明なことを考えて、逆に頭を使っているような気がします。

工場派遣2日目、人が怖い。

工場派遣2日目もライン作業の後ろでダンボールを片付けたり開けたり商品を運んだりする補助係でした。

 

肉体のみを使うこの作業、頭の中では違うことを考えていられるから良いけど、とにかく身体がキツイ!これまでオフィスワークしかしたことのない腕や腰が悲鳴を上げています(´皿`)唯一の救いは学生時代の通学路(超絶坂道でした)と接客業で培った足の強さのみ。  

 

立ち仕事はそんなに苦じゃないんだけどなー、力仕事とか同じ姿勢をずっとしていることに辛さを感じます。腰も強い方で、学生時代の夏休みにパチンコ屋派遣をしたときでも、あんまり痛みを感じなかったのに…

 

ハッ、年か!?( ꒪⌓꒪)

 

今日の作業場は、作業自体より人が怖くてgkbrでした。

 

指示してくるパートのお姉さんが結構美人なんだけど、言い方キツイし指示は曖昧だし、昼休憩で帰ってやろうかとか思いましたᕕ( ᐛ )ᕗ

 

同じリーダー格でも、派遣のおねーさんやパートのおばちゃんは意外に優しいイメージ。一方、パートのそれなりに若そうな人はキツイなぁって感じです。

 

まぁ、これはどこの職場も女性が多いとこでは感じるんですが、なんで女性ってあんなにキツイんだろう。

 

ていうか、上にいる人ほど人間できてない気がする笑

 

自分が仕事できるから、ほかの仕事できないヤツのことを理解できないのか??

 

かく言うわたしも、自分が上にいるときはキツかったのかなぁ。

 

若くして上に立つ人は仕事ができる代わりに、落ちこぼれることを知らないから怖いかもしれないです。

 

あと、派遣の新人とかってあたつ辞めるか分からんしコミュニケーションに気をつかう必要がないと思ってるのかも。

 

正しいと言っちゃあ正しい。

わたしだって、今の派遣は短期かつフルタイムではないわけで。

 

そうそう、来週、週3でシフト出すことに成功したので、辛いことも我慢しようと思います。

 

4月末くらいまでの短期で週3〜4程度、家の近所、っていう仕事じゃなければ、絶対すぐ辞めてるわー。

 

頭使わないのはありがたいけど、帰宅するとヘトヘトでお風呂→横になるを繰り返しております。夜に風呂入ると翌朝の疲れ具合にだいぶ違いが出るので大切ですね。

 

工場派遣1日目

行ってきました!

人生初の工場派遣。

 

感想は……

 

これ、明日絶対筋肉痛になってる((((;゚Д゚)))))))

 

立ち仕事は、昔に接客業をしていたのでそこまでしんどくはないんですが、腰と背中と腕が痛いよぉΣ(゚д゚lll)

 

特に腕!というか手首?

腱鞘炎になりそうです。

 

家から近く、週3〜5、数ヶ月の短期で入れる仕事といえば工場派遣しか思いつきませんでした。

 

身体がしんどいのと人間関係がややこしい、ってのはよく聞くけどどんなもんなんだろう、とドキドキしながらの初出勤。

 

派遣会社の人との待ち合わせに失敗しましたが、もちろん最初は時間早めに出勤しているので間に合いました。

 

説明受けたり作業場について一通り聞いて、軽い派遣会社の朝礼のあと作業場へ。

 

工場って、派遣会社の団体が入ってるんですね。派遣会社ひとつでひとチームみたいな。

 

周りみんな派遣なので安心感あります。

 

作業は思っていたより重労働で、収容所みたいでしたが(笑)たぶん事務とかコルセンに比べたら楽だと思います。

 

まぁ、働いているわたしのほうも、短期で旅の資金稼ぎをと考えている程度なので気楽なのかもしれません。

 

専業主婦って良いなと思いつつも、今までフルタイムワーカーだっただけに子供なしの専業主婦はやることがイマイチ分からず、時間を持て余していました。

 

教習所に行けたのは大きな利点だし、しばらくの間でも専業主婦生活をさせてくれた夫に大感謝です。

 

ただ、なんとなく子なしで専業主婦って肩身が狭い( ꒪⌓꒪)

 

そう思って、最初は在宅のウェブライターをしていたのですが、日中家にいるとこれまで知らなかったご近所付き合いに巻き込まれたり、なんだか難儀なことが増えたので面倒臭くなり外へ働きに出てみることにしたんです。

 

ちょうど旅費稼ぎもしたかったしね。

 

工場派遣の登録は、事務と違って履歴書不要!もちろん職歴と不要でめちゃ簡単でした♪

 

週1から、そして短期もOK、さらに自宅から徒歩15分ほどのところにある土日祝休みの日勤とくれば、条件はピッタリです。

 

時給はそんなに高くないけど「軽作業」と書いていたので、ほんとに軽い気持ちで初日を迎えました。

 

ところが落とし穴がひとつ。

 

「軽作業」って、スキル不要で誰でもできる軽い仕事という意味で、重たい荷物を運んだりすることがナイという意味ではないんですねΣ(゚д゚lll)

 

ライン作業に配属された初日、ライン自体には入らず作業をスムーズに進めるための補助(ダンボール箱を持ってきて開けて中身を取り出したり、ゴミを処理したりする感じ)をやったのですが、7Kgほどのダンボール箱を右から左へ持ち運ぶ的な作業を延々繰り返した結果、みごと腰と足と腕が筋肉痛になっております。

 

そして、週1からOKで、シフトは毎週提出し派遣会社のほうで組むと聞いていたのに、初回の週だけは電話で気軽に「いつが行けますか?」と聞かれ、「特に予定のある日はありません」と答えたら週5勤務にされていましたヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3なぜなの〜。

 

この身体状況で週5、大丈夫なのか!?と不安になっていますが、とりあえず来週から週3ペースにするつもりだし、わたしが求める条件を満たしている仕事なので、文字通り身を粉にして働きマッスル!(古い)

 

 

 

30代半ばのぐうたら主婦、職探しに奔走

専業主婦生活、5ヶ月目に突入。年末までは初の普通自動車運転免許取得のため教習所通いをしたり、合間を縫って在宅ワークをしたりとそれなりに忙しくしていたのだが、免許も取得し旅行のため在宅ワークの契約を一度満了させたいま、暇で仕方がない。

 

暇、とはいえ家事のほかに犬の散歩をしたり楽器を弾いたり本を読んだり語学の勉強したりして、なんやかんやで時間は経っていくんだけど、あまりにも腐った生活過ぎるような気がして働きに出ようと思った。

しかし6月にはまた海外へ行くので、あまり長期では働かない、というより働けない。それに、家の近所以外はどこへ行くにも電車が必要で交通費がかかるし、あまり遠くには行きたくないなとワガママ全開。

 

このワガママっぷりを聞いてくれそうなパートを探していて、ふと閃いた。家は港の近くにあるので、徒歩圏内に工場や倉庫がたくさんある。そうか、工場内軽作業の派遣なら短期でもありそうよね!というわけで早速チェック。

 

すぐにでも働けそうな短期派遣があったので応募し、派遣登録も完了した。事務派遣に比べると、職務経歴書も履歴書も不要、スキルチェックもないしお給料は日払い可と、なんだかテキトー感満載で面白い。派遣登録も事務派遣とは比べものにならないほど簡単で、15分ほどで終わった。

時給は低めだけど土日祝休みの日中固定だし、シフトは前の週に提出してOK、週1から働けるという条件はとても嬉しい。正直、フルタイムで週5工場とか、たぶん短期でも無理。単純作業苦手なのよw

職探しの途中で、そもそも工場派遣ってどんな感じ?と未経験のわたしは気になって、経験談のブログなんかを見てしまった。

 

どうも、工場内派遣ってあんまり良いイメージがない。人間というより機械として扱われるような、そんな感じだと思っていた。

実際、体験談を読んでもそんなようなことを書いている人が多かったので、やっぱり長期的にやる仕事ではないのかもわからんね。短期派遣は、生活費稼ぎとしては考えられないけど、海外旅行のちょっとした資金稼ぎ&暇つぶしだと思えばなんとかなるのか!?

帰国したら、ちょっと長期的に出来る仕事を探したいので、つなぎという意味では工場派遣って良いかなとは思う。自分が続けられたら、クビにならなければ、の話だけど。

 

長期的な事務派遣などに比べると、短期派遣は代わりがいくらでもいるからクビ切られやすいらしいのよ。

これまで派遣とはいえ、何年も継続して働いて最終的に契約更新期間いっぱいいっぱいで満了か自己都合の円満退職しかしていないから、派遣という働き方をあまり意識することのない働きやすい環境にあったのだと思う。

だいたい、これまでの派遣経験は派遣先も派遣元も大手企業ばかり。大手だとサポート体制も充実しているし、派遣先企業も社員教育が徹底されているのでそれほどモラハラだとかパワハラなんてのも派遣の立場では感じなかった。

 

一方、一般企業の営業職や内勤では考えにくいほどのモラハラ上司やらお局みたいなのが工場にははび情報も体験談を詠んでいると入ってくるので、今から戦々恐々としている。

 

果たして、工場派遣はウワサ通りキツイものなのか!?気になる就業まであとわずか。

クレーマー&モンスターだらけのコールセンターとどっちが辛いんだろう???

イタリアはスリが多い!

もう本当に昔から言われていることだが、とにかくイタリアは軽犯罪の温床である。日本ではヒストリカルでオシャレでグルメな国というイメージが強いが、実際のとこ大陸繋がりでの移民が多く慢性的な不景気に喘いでいるところもあり、治安は決して宜しくない。

先進国で銃社会ではない分、南米やアフリカのように命を失う危険な犯罪は少ないが、スリなどは日常茶飯事。観光地を訪れる際や公共交通機関を使う場合は日本では考えられないほどの警戒が必要だ。

特に、南北に長いイタリア半島の南へ行くほど移民の数が増え、治安は悪くなっていく。基本的に代々在住のイタリア人は親切で、電車やバスの中でスリが近寄ってくるとイタリア語やジェスチャー、時には背中を突いたり袖を引いたりして教えてくれる。ありがたい反面、もし実際にスリ被害に遭ったとしても「やられたほうが悪い」という考え方があるので、警察が大々的に動くことなどほぼあり得ないと言えるだろう。最近では、テロを警戒してか街中に機関銃を持った兵士がウロウロしているが、軽犯罪までは手が回らない、というより「面倒臭いから放置してる」感ハンパないイタリア。

それはそれで、いかにもイタリアらしいと言っちゃあそうなのだが、旅行客にとっては戦々恐々である。

イタリアでスリなどの軽犯罪を行うのは、大半が移民。それもロマと呼ばれる流浪の民や元社会主義国家の東欧系、さらに言うと女性ばかりである。移民の中でも、アフリカ系や中近東、東南アジア系の人々は自撮り棒やら傘やら水やら、何がしからの「役に立ちそうなもの」を街角で売って一応の商売を営んでいる。過去にはバラを押し付けてきたり、ミサンガを勝手に腕に巻いて高額を請求してくるような商法も見られたが、これに関しては日本のキャッチセールスと同じで完全に無視して手をポケットにでも突っ込むか、目も合わせずNoと言えばおとなしく立ち去っていく。

タクシーを始めとする「ぼったくり」も有名だが、これも正規のタクシー(イタリアでは白い車体に空港行きの金額などを明示しているものが正解)を捕まえる、カタコトでも挨拶をして有名な観光地以外(例えばお店など)に行く場合は、行き先の場所だけでなく通りの名前を伝えるなどすることで、なんとなく分かっている感が出るためそれほどボッタクられる恐れはないだろう。

 

最大の問題は、やはりスリである。

東欧系の移民達は、過去に彼らの民族的衣装に身を包んでいたが、最近はイマドキの綺麗な若い女の子がイマドキの服を着て行うので見分け方が難しい。現地に住んでいる人々は顔つきなどで見分けられるというが、そもそも白人の違いがあまり分からないアジア人にとっては至難の技だ。なぜなら、相手は可愛い白人の若い、少女と言っても良い年ごろの女の子だから。

 

昔からよく言われるスリのステレオタイプは、前述したように民族衣装のような服装をしているので警戒しやすかった。 

 

 f:id:march0303mary:20170121231509p:image 

 

今でも、このようなロングスカートを履いて頭にスカーフを巻いた典型的なロマスタイルの女性を見かけるが、スリよりも道端で座り込んで頭を地面に付けたいたり、カップを持ってジャラジャラとい中のコインを揺らしながら近寄ってくる物乞いに多く見られる。

 

スリの若い女の子はロマではないのかも知れないし、外見ですぐに見分けがついて警戒されると「仕事」がやり辛くなるからあえて普通の服を着ているのかも知れない。あるいは、単なる時代の流れで日本人が着物をほとんど着用しなくなったのと同じく、彼女達も民族的衣装を着なくなっただけなのかも知れない。

 

とにかく、いまはソレと分かるロマ族以上に、イタリアでは観光客にも見えてしまう若くて綺麗な少女達のスリに気をつけなければならないのだ。

 

このようなロマをはじめとする移民達に、イタリア人は冷たい。

しかし大卒の若者さえも就職に困る失業率20パーセント超のイタリアでは、彼ら移民の仕事が簡単に見つかるはずもなく、生活のために軽犯罪を行うことが黙認されてしまっている。だから観光客も「やられたほうが悪い」という心構えが必要なのだ。

 

ロマは歴然とした差別を受ける。イタリアは、その開放的なイメージとはうらはらに、欧州の中では保守的で差別の激しい国だと言われている。彼らの差別の対象は、ロマや黒人のほかにアジア人、そして東欧系の移民だ。アジア人に対する差別は、特に中国人に対するものが激しく、一方で過去に金をバラ撒いた買い物好きの日本人はどちらかというと印象が良いと感じられる。実際、日本人と中国人との見た目がイタリア人には分かりにくいため、自ら「ジャポネーゼ」と言わなければ中国人と思われて差別の言葉を投げかけられたり、店内でも明らかに不満気な態度を取られたりする。一方で、日本人と分かると突然愛想が良くなるからゲンキンな国民だと思ってしまうが、それでもロマや東欧系の移民に対する差別に比べると優しいものだ。アジア人との交流は歴史が浅く、ロマや東欧移民との関係は根深い歴史があるからだろう。

 

基本的にアジア人の代表格である中国人は、観光客としてのマナーがあまり良くないために嫌がられることはあっても、民族としては勤勉で

黄色人種に対する差別が中心となる。

一方、ロマや東欧系移民に対する差別は彼らが行ってきたことに対する嫌悪感から来ているのだと言うイタリア人が多い。

つまり、別の土地からイタリアに流れ着いた貧困にあえぐ移民達は、仕事をした報酬として金銭を稼ぐのではなく「物乞い」や「盗む」という方法を平気で取るからなのだ、と。

 

そういえば、日本を訪れた諸外国人は治安の良さや街の美しさ以外にもうひとつ、驚くことがあるという。昔、日本で「ドヤ街」と呼ばれていた大阪府西成区などの格安ホテルが、現在は外国人バックパッカー向けのサービスを行っており、彼らは先進国日本の裏側をもドップリと見ているわけだが、残念ながら「日本のスラム

」といわれる雑多な地域を見てさえ、「これがスラムなら俺の国は全部がスラムだぜ!」と感じるほど美しいと感動するそうだ。

 

理由は、日本には定住できる家屋を持たない「ホームレス」はいても、ただ道端で金をせびるだけの「物乞い」がいない、という点にあると以前耳にしてなるほどと思った。

 

日本にもたった数十年前まで「乞食」という言葉があり、街角で物乞いをする人々に混ざって「傷痍軍人」が傷ついた身体を見せて金を貰う、など光景は見受けられていた。しかし、高度経済成長期を越えたいまの日本からは、確か

に「物乞い」の姿が消えている。

 

過去はさておき、少なくとも現在の日本ではホームレスさえも日々の糧を得るため何がしかの働きを行い、人からタダで金銭を貰っているわけではないところが日本人の国民性を表している、と評されたこともある。

 

そんな日本人から見たイタリアの軽犯罪と差別。深い歴史はあまり分からないが、女子高生と同じくらいの年齢の美しい少女がスリに走る様子を見ていると残念に思えて仕方がない。

 

売春を肯定するわけではないが、人から物を盗むという「仕事」よりは自分の身体を切り売りするほうがまだしも「働いている」と言えるのではないか。

 

結局のところ、働く場所を彼らに与えられないことが貧困の理由なのか、働く場所があってもマトモに働こうとせず人のものを盗んだりする生き方を選択する民族だからどうしようもないのか、そのあたりは日本人であるわたしには理解できない。

 

ただ、少なくとも勤勉な日本人社会では到底許されないことがまかり通る海外だから、日本人が渡航する際は他の国の人々以上に危機管理能力を身につければいけないというわけだ。

 

電車の中で居眠りしたり、満員電車でもバッグの口を開きっぱなしでいられる日本は、世界のどこよりもやっぱり安全な国だなぁと帰国するたびに実感する。

 

それこそ単一民族の国家だから、民族性も浮き彫りになっているのだろう。

この安全な社会を作るメカニズムを世界が真似しようとしても、多数民族で成り立つ大陸文化の国々では難しいのかもしれない。